2018-05-30 第196回国会 衆議院 外務委員会 第13号
一三年の十二月に、中国との窓口役であったという張成沢国防副委員長が処刑されたみたいな報道があって、一四年七月には、北朝鮮を差しおいて習主席が先に韓国を訪問したということで、中国の影響力はどうなっているんだという話があったんだと思いますね。さらには、中国が米国主導の制裁に同調をしたことで、中朝関係は史上最悪の冷却状態に陥ったというようなことも言われたことがあります。
一三年の十二月に、中国との窓口役であったという張成沢国防副委員長が処刑されたみたいな報道があって、一四年七月には、北朝鮮を差しおいて習主席が先に韓国を訪問したということで、中国の影響力はどうなっているんだという話があったんだと思いますね。さらには、中国が米国主導の制裁に同調をしたことで、中朝関係は史上最悪の冷却状態に陥ったというようなことも言われたことがあります。
それに対抗するような勢力が張成沢のような親戚でしたが、その人たちは殺された。それから国家保衛部の金元弘も飛ばされたということで、今、内政を担当してきた、国内統制を担当してきた組織指導部全盛時代なので。金正日は組織指導部を使いこなす裁量がありましたが、金正恩は使われているのではないか。 組織指導部に金正日がずっとやらせていたのは国内のことで、絶対に海外に行かせなかった。国際感覚がないんです。
短波放送の方の妨害電波は、かつて張成沢が処刑されたとき、約二週間の間、全く妨害電波が出なかったことがございまして、ある意味でいうと、北朝鮮の妨害電波が北朝鮮の内部を測る一つのバロメーターにもなるのではないかと思っております。これを我々としてはともかく更に進めてまいりたいというふうに思います。
その唯一の可能性だった親中国派の大物、張成沢、それから中国が保護してきた金正男、カードを二枚とも殺されてしまったという現在では、内政干渉というか政権交代にコミットするということはお手上げだと放棄したというふうに思います。 唯一、新しい政権、どんな政権でもいいけれども、アメリカ軍が国境まで来ないようにという一点だけさえ守られれば容認するというふうに見ていいと思います、結果的には。
いろいろな挑発行為といいますか、ミサイルが次々と撃ち出され、あるいは北朝鮮の内部でも、張成沢に続いて金正男が暗殺をされてきている、いわゆる粛正が続いてきています。こういう状況に対して、日本の国家として、あるいは大臣として、これをどのように分析されて、今、北朝鮮の体制というのをどう理解していったらいいのか。
三番目の点は、またこれもよくわからない、難しいところでありますが、今現在はどうなっているんだろうかと考えた場合には、よく言われるのは、北朝鮮では、張成沢という、粛清されて処刑された、金正恩のおばさんの旦那が対中窓口だったんじゃないかと言われていますが、そういうことを言うんだったら、中国側は周永康だったんですけれども、周永康ももう粛清されていますから。
○国務大臣(岸田文雄君) 北朝鮮においては、金正恩国防委員会第一委員長の下、二〇一三年十二月に張成沢国防委員会副委員長が粛清されたほか、玄永哲人民武力部長を含む軍幹部等の頻繁な変動を見ることができます。北朝鮮内部の動向については、現時点において必ずしも情勢が不安定化しているとの具体的な情報には接しているわけではありませんが、様々な見方があると承知をしております。
(発言する者あり)張成沢さんですね。こうした張成沢さんのような方までまさに粛清をされているということの現状は、極めて私は深刻だと思うんですね。いつ何どき北朝鮮内でクーデターが起きるやもしれない、国内が混乱するかもしれない。そうした状況を考えると、まさに我々は万全の体制でいかなければならない。
過去一番の側近と言われたのは、政権ナンバーツーだった張成沢が処刑された。今回の玄永哲はそれに次ぐ高位の人物が粛清されたというふうに言われておりますけれども、まず処刑のあったのかどうか、その事実確認について伺います。 そして、五月九日ですが、ロシアの対独戦勝七十周年記念式典に金正恩が出席すると言われておりましたけれども、それは欠席いたしました。
今回は、張成沢処刑による中国との緊張関係というのは、やはり北朝鮮にとっては拉致の問題に対して動かざるを得ない最大の要因だったと私は分析しておりますし、関係者もそういうふうに考えている方は多いわけであります。
○参考人(平井久志君) ですから、先ほども少し申し上げましたけれども、張成沢粛清までというのは一つの方向性が非常にはっきりしていたわけですけれども、昨年暮れから今年に入って起きている、自らが登用した側近たちの失脚であるとか降格という現象がここのところ見えているんですね。
○参考人(平井久志君) 難しい御質問ですが、私が張成沢党行政部長の失脚後に取材をしたりいろいろして感じる非常に奇妙な点は、北朝鮮内部から余りこの張成沢粛清に対する否定的な声がほとんど聞こえてこないという点です。
〔委員長退席、理事塚田一郎君着席〕 平岩参考人、今の張成沢前行政部長、この処刑の背景というものをどういうふうに考えていらっしゃるのか、金正恩第一書記の意思というのがどのように介在しているのか、御意見があれば教えていただければと思います。
○矢倉克夫君 今、報道などでも確かに安定しているというような報道が一部見られるわけですが、例えば金正恩第一書記のその体制の中で、内部が、元々ある意味抗争していたところが、昨年の張成沢氏の処刑なども受けて、その部分では内部が固まってきたと。ただ、実際の権力基盤がしっかりと統一化されているのかどうかという部分ではないと。
こうした対話と圧力の方針のもとに臨んでいるわけですが、御指摘の張成沢粛清等、こうしたさまざまな国際情勢が、こうした我が国の方針に対してどういった影響を及ぼしているのか、この点につきましてはしっかり注視し、そしてそれをしっかりと判断した上で、前向きな対応を北朝鮮から引き出す上にはどうあるべきなのか、しっかり検討を進めていきたいと考えます。
○松原委員 張成沢粛清は明らかに拉致問題の圧力になっているというのは、恐らく認識としてお持ちだろうと思っております。だから、この張成沢粛清が中朝の関係を悪化させ、中国からのプレッシャーが北朝鮮に及んでいる。この環境こそが、ある種の、日本が拉致問題を解決するために極めて有効な環境であると私は思っております。 その後、北朝鮮側と日本の間でさまざまなやりとりがあったと思っております。
私は、申し上げたように、北朝鮮は、張成沢を処刑することによって中国からの強烈な圧力を受けている。彼らは、日本にアプローチするそれなりの理由が、ちょうどおととしの段階で生じていた。あのとき、関係者はみんな、この張成沢処刑から拉致の解決に向かって大きな可能性が生まれるだろうと思っていた。もちろん、安倍政権の努力はあったと思う。
北朝鮮の動向についても触れておきますが、北朝鮮の動向、内政では、張成沢国防副委員長を粛清し、李秀勇元スイス大使、これは金正恩の留学時代のお目付役だそうですが、これを外務大臣に起用するなど、体制固めが進んでいるようにも受け取れると思います。また、経済の再生、あるいは核武装を中心戦略にしているということで、スキー場やプール、乗馬クラブなどを建設しているということも確認されています。
○田沼委員 この時期が張成沢さんの処刑の時期と重なっているということで、やはり体制の中の何かしらの示唆を示しているんじゃないかという気もしますので、これ以上はちょっと難しい話かとは思いますが、大臣も重要なものだというふうにお答えいただきましたので、ぜひ分析を続けていただければと思います。
○岸田国務大臣 北朝鮮の内部情勢につきましては、対外的な影響も含めまして、絶えず大きな関心を持ち、注視をしていますが、まず、張成沢国防副委員長の粛清につきましては、さまざまな見方はありますが、少なくとも金正恩第一書記による権力掌握プロセスの一環であるという認識には立っています。
というのは、やはり張成沢氏というのは特に北朝鮮の中における中国との窓口になっていたやに、それは実態は私も見たことがないのでわかりませんけれども、仄聞をいたしているところであります。そこが粛清されたということは、何らかの政治力学が働いているだろう。特に、金正恩氏の親族であるというところも私は重い事実だと思うんです。
張成沢氏が粛清された後の状況、また、日朝協議が再開された状況。 私の記憶が確かならば、二〇〇八年に、それこそ私も古屋大臣と当時一緒にワシントンに行かせていただきましたけれども、アメリカが金融制裁を行い、かつ、テロ支援国家の指定を解除するという、あめとむちをうまく使いながら日朝協議が進展をすることになったと私は、その当時の状況からいくと、感じたものであります。
日朝協議が再開した背景には、私は、北朝鮮と中国の関係というのはどうしても抜きがたいものがあると思っていまして、北朝鮮の体制の中で張成沢氏が処刑された、それがやはり中国との関係に非常に変化を生み出しているのではないか。ちょっとそこら辺の話を聞きたかったんですが、それは拉致特別委員会においでいただいて聞きたいなというふうに思います。 ありがとうございました。
ただ、北朝鮮自体が、張成沢氏が激しい形で粛清され、また、ごく最近は崔竜海、チェ・リョンヘ氏まで何かあったのではないかと、これはどうも偽りだったようですけれども、いうような情報が流れてきたりして、北朝鮮情勢そのものが予断を許さないという可能性もあるのかというように思えます。
この前、張成沢さんが粛清されましたが、あの方がずっとそこも支配していまして、将来のデザインというのを見ましたけれども、ドバイじゃないけど、あんなような感じの青写真ができていました。 これからどうなるかは別にしても、そういう未来志向の中で、当然、日本としてもこれから二〇二〇年のオリンピックがあります。それで、いち早くオリンピックに一票を投じてくれて、また関連国にも声を掛けてくれた。
北朝鮮の内部の動向については、昨年末の張成沢国防副委員長の粛清を初め、金正恩国防第一委員長を中心とした体制の基盤固めが進んでいるように見受けられますが、引き続き冷静に情勢を注視し、情報収集に努めていきます。 北朝鮮は、依然として核保有国としての地位を他国に認めさせるとの目標に向け突き進んでいます。昨年二月には、国際社会の累次の自制要請にもかかわらず、三度目の核実験を実施しました。
張成沢氏を初め、親族七名を処刑する、子供までですよ、幼児の孫まで。国連の、十八歳以下の子供に対する死刑は禁じております。 こういったことが今も起こっているわけですから、こういった中で、日本はもちろんでありますけれども、国連を挙げてしっかりと北朝鮮の問題について解決をしていく、そのきっかけとなることを切に願って、ちょうど時間になりましたので、私の質問を終わらせていただきます。
今後も、張成沢、側近の一族に至るまで全部粛清されている、殺されているという中で、恐れをなして韓国あたりに亡命申請をしている人たちもかなりいるというふうな話も聞いております。 こうした今の状況の中で、一つには、この報告書を活用して、全世界に、拉致も含めた人道被害、人道的な北朝鮮の罪を、やはり国際世論をつくるために、日本が中心になって、先頭に立ってやっていくべきだろうということが一つ。